システムの打ち合わせでの学び。企業理念から逆算した行動
チーム株式会社 太田 泰史です。
先日、取引先のWeb制作会社とのシステムについての打ち合わせ時に、Microsoft社のWindowsOSの脆弱性の話題がたまたま挙がりました。
WindowsOSのとある機能の脆弱性が発覚しましたが、その脆弱性の影響を受ける対象がサポートが終了したバージョンのOSも含まれ、Microsft社は該当バージョン全てに対して対策を実施したという内容です。
既にサポートが終了したものまで対策を実施することで、顧客との信頼を裏切らないというMicrosoft社の理念を感じました。
IT技術はどんどん進歩していき、5年前の技術すら遅れていると言われるほど、時代の変化の速度が速くなっています。
そんな時代で、サポートが終了したバージョンのシステムに対する対策の実施は企業側にとってのメリットは多くはありません。
アクティブユーザー数が少ないため、対策することによるメリットより対策することに掛かるコストなどのデメリットが大きいためです。
特に今回は、20年弱前にリリースされたバージョンに対して対策が実施されているため、各メディアで"異例"という言葉を多く見受けられます。
この例外的な背景には、Microsoft社が世界に与える影響の大きさ、そしてMicrosoft社のミッションにあるのではないでしょうか。
「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」
顧客やユーザーとの信頼関係など長期的な目線で見た、Microsoft社のミッションから逆算した行動であると考えます。
打ち合わせ後、改めてチーム株式会社の理念から逆算した行動をしているか振り返りました。
一組織のトップであるため、自分のズレがある場合はすぐに修正していきます。
この繰り返しをしつつ、日々の行動を理念に沿い、今期の数字を達成していきます。
チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史