チーム株式会社 太田泰史のブログ

チーム株式会社の社長をしている太田泰史です。 業務を行いながら、日々の目標設定と達成の毎日。経営者として社内の人材育成を行いながら、社外には、セールストレーニングも行っています。 このブログでは日々の気づきなどを格言を交えながら、アウトプットしていきます。

人材育成や人材の鍵は外的要因ではなく、誰と仕事をするのか

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

気候が暖かくなり、春の兆しが見え始めています。2月も終わりに近づき、卒業シーズンの時期になりますね。さらに1カ月たてば、入学、そして新社会人が入社してきます。

 

 

少子高齢化と言われ数年が経過しましたが、日本の出生数は年々減少しており、2年連続で100万人を割ったとの報道もありました。※1

 

昨今、多くの企業や組織に求められていることが人材、そして人材育成です。一般的な採用活動では、求職者は職場に安心を求めるので「福利厚生」「給料」「安定」などのキーワードが多く盛り込まれています。そして充実した研修制度、OJTにより入社がゴールとなっているのではないでしょうか。

 

確かに福利厚生や研修制度は、人によっては魅力的で重要な要素だと思います。しかしながら、同時に離れていく要因ともなるでしょう。経営の先輩方に、「人が集まる理由は人が離れる理由」と教わりました。

 

現代では、企業の存続年数が年々減少し一昔前では「安定」と謳われていた業界、企業も経営難となることは珍しくなく、事業縮小や雇用解雇などが当たり前に行われる時代になっています。そんな現代では、誰と一緒に仕事をするのか、ビジネスパートナーなどが重要になってくるのではないでしょうか。

 

鋼鉄王とも称されたアメリカの実業家の、アンドリュー・カーネギーは次の言葉を残しています。

 

 

たとえ自分の会社が天災で全滅したとしても、周囲の人材さえ一緒に働いてくれれば、今まで以上に大きな会社を作ることができる

アンドリュー・カーネギー(1835-1919)

 

 

固い信頼がある仲間がいれば、どんな困難が訪れても突破できるでしょう。会社の創業メンバーには、古くからの友人であったり、また起業当時に出会った方など多くの方がいます。私には信頼できる仲間がたくさんいます。今の結果はこのような仲間のおかげであり、何よりもかけがえのない財産でもあります。

 

「給料」や「福利厚生」は求職者にとって、目がいきがちなポイントではあります。しかし、企業にとって本当に大切なものは人材や人材育成。固い信頼と必達する目標、同じ価値観を持つ仲間が企業にとって何よりも大切な財産なのです。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

 

※1 日本経済新聞 <https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31269800R00C18A6EA4000/>