目標設定までの選択の基準。握りしめているモノを手放す決断
チーム株式会社 太田 泰史です。
人生において、目標設定の重要性を事業として伝えています。
この目標設定について、よく乗り物の話に例えて話す方がいます。
”自分が行きたい目的地があるから、乗り物という選択肢が初めて生まれる”
例えば、「東京から大阪へ行く」という目標があるときに、飛行機、バス、車、新幹線という複数の選択肢が生まれるように。
行きたい目標を決めてから、手段を決めることは、目的設定の基本的な考え方です。
また、一刻も早く目的地に到着したいと思ったら、飛行機や新幹線などを選択すると思います。
しかし、移動時の予算を低く抑えたい場合は鈍行列車や車で一般道から進むという選択肢をします。
アメリカの5大財閥の1つであるモルガン財閥の創始者、ジョン・モルガンは次の言葉を残しています。
どこかにたどり着きたいと欲するならば、今いるところに留まらないことを決心しなければならない。
ジョン・モルガン(1837-)
何かの優先順位を上げるとき、他の優先順位を下げる必要があります。
多くの人は新しい挑戦の際、動くことを決めることにフォーカスします。これは、とても大切です。
しかし、一方で新しいこと始めるときは、既に掴んでいるモノを手放す必要があります。
新しい挑戦への決心や決意をすることはやっている、という方が多いと思います。
しかしながら、今まで握りしめていたモノを手放す決断はしてきたでしょうか。
人生は選択の繰り返しです。
新しい行動への決心に加え、握りしめていることを手放す決断という観点で、日々の選択をしてみると目標達成に近づくのではないでしょうか。
チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史