チーム株式会社 太田泰史のブログ

チーム株式会社の社長をしている太田泰史です。 業務を行いながら、日々の目標設定と達成の毎日。経営者として社内の人材育成を行いながら、社外には、セールストレーニングも行っています。 このブログでは日々の気づきなどを格言を交えながら、アウトプットしていきます。

セルフマネジメントを意識し、仕事の質を取り戻す

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

10連休あったゴールデンウィークも終え、仕事を再開する上で意識したいことは、セルフマネジメントではないでしょうか。

 

仕事においてマネジメント業務を行う方はいるかと思いますが、活力ある生活を送るために体調やメンタルなど、セルフマネジメントすることも近年取り上げられるテーマとなっています。

 

今年は、例年よりも休暇が多いゴールデンウィークでした。
長い休暇は、普段の生活リズムを崩しやすく、一度崩したリズムを元に戻すには労力を費やす場合もあります。

 


起業してから、一定のリズムを崩さず生活していたおかげで、このリズムが身に付きました。
少しリズムが異なる生活になっても、立ち直るような習慣がついたからです。

 

しかし、そうは行っても無意識に社会の動向に影響を受けてはいます。
体調やメンタルなどのセルフマネジメントはしっかり行い、外的要因による自分の迷いを断ってきた経験があるから、今の実績があると感じます。

 

イタリア フィレンツェの詩人、ダンテ・アリギエーリは次の言葉を残しています。

 

お前の道をすすめ
人には勝手な事を言わせておけ

ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)

 

セルフマネジメントすることで、自分の芯をしっかり持てると思います。
普段から、体調やメンタル・考え方など自分自身をマネジメントし、外的要因に左右されない生活を送ってみてはどうでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

 

 

高齢者の誤嚥をマネジメント。ビジネスチャンスの捉え方

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

先進国の中でも日本の人口の高齢化がもっとも進んでいるということは、数年前から取り上げられている話題です。

現在は3人に1人が65歳以上、50年後の2065年には2.6人に1人のが65歳以上の推移になるようです。(※)

 

労働人口よりも高齢者の人口が多くなることは、国内総生産(GDP)の低下につながるなどの懸念があります。
高齢化の話題はマイナスに捉われる場合もありますが、変化の時こそチャンスがあると経営の先輩から教わってきました。

 

実際にチャンスとして新たな取り組みを行っている企業があります。

 

www.apex-co.co.jp

 

「とろみ自動調理機」は、ニュートリー株式会社(本社:三重県四日市市)と株式会社アペックス(東京本社:東京都千代田区)が共同で開発した製品です。


誤嚥(ごえん)は、肺炎リスク・接触障害、ひどい場合は死に至る場合があるほど、高齢者や嚥下障害がある人にとっては危険と隣り合わせです。
そんな誤嚥による危険リスクを回避するために、開発されています。


今後の日本経済を予測すると、人口に対する高齢者の割合が高まります。
つまり、高齢者に対するマーケットが広がるため、市場の開拓がしやすいのではないでしょうか。

 

高齢者のニーズを満たし、喜ばれるような仕事を考えながら、弊社で取り組めることを実施していきます。

 

※ 参考文献:

www8.cao.go.jp

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

 

旅好きオンラインサロン主催者「東松寛文」から学ぶ、自分の信念と思い

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

朝日新聞社がオンラインサロンの参加募集をスタートさせました。

 

www.asahi.com

 

第一弾として、ある3人が主催するオンラインサロンを取り上げました。

その中でもともとメディアへの露出が多いところから、今では本の出版まで実現している、オンラインサロンを立ち上げたサラリーマンがいます。

リーマントラベラーとして有名な、東松寛文さんです。

 

「旅を思いっきり語れるコミュニティがない!」ということがきっかけで、オンラインサロンを立ち上げたそうですが、このきっかけを知ってから、誰しもが多くの人を巻き込みコミュニティを形成ができる時代がやってきたと感じます。

 

SNSYouTubeなどのコンテンツで、オンラインだけの双方向のやり取りではなく、実際にオフラインの場として対面での繋がりが増えるため、人との交流が活発になり影響を持てるようになります。

 

そして、そのような人たちは自分の信念を持ち、影響を発しているのではないでしょうか。

ドイツの哲学者である、ニーチェは次の言葉を残しています。

 

世界には、きみ以外には

誰も歩むことのできない唯一の道がある。

その道はどこに行き着くのか、

と問うてはならない。

ひたすら進め。

 

フリードリヒ・ニーチェ(1844年~1900年)

 

リーマントラベラーの東松さんで言えば、「旅を通じて人生も楽しくする」という思いがあったから、オンラインサロンを立ち上がったと思います。

 

自分自身は何をしたいのか、どんな状態にしたいのか、から逆算することで何をすべきかがわかってくると思います。自分が思っていることや大切にしていることを武器にして、挑戦する人生にしてみてはいかがでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

朝日新聞社のオンラインサロン参加募集開始から見るこれからの時代

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

数日前、こんな記事が取り上げられました。

 

「A-port」がオンラインサロンの参加募集をスタート

www.asahi.com

 

朝日新聞社が提供しているクラウドファンディングサイトの「A-port」が、4月1日にオンラインサロンの参加募集をスタートさせた記事です。

 

開設されたオンラインサロンの主催者は、新聞社ならではのブランド・コンテンツ・情報発信力を活かせる3人だと感じました。

 

ジャーナリストであり、元NHKアナウンサーの堀潤さんが主宰する、プレゼンや伝わる話し方を学べるオンラインサロン。

 

平日は広告代理店に勤務しながらも、週末は世界へ旅行し「リーマントラベラー」として知られる東松寛文さんが主宰する、旅が好きな人・旅がしたい人が集まるオンラインサロン。

 

朝日新聞の記者、ニコニコニュースの編集長などを経て、朝日新聞社のウェブメディア「DANRO」の編集長の亀松太郎氏が主宰する、これからのメディアについて語れるオンラインサロン。

 

 

これからの時代は、このような家族・会社・旧友などのコミュニティを超えた、新しいコミュニティとの接点が身近になると思います。そして、そのコミュニティはオンライン・オフラインを問わず形成する時代がやってくるのではないでしょうか。

 

私も、チーム株式会社というコミュニティ、経営者の繋がりのコミュニティなど、今のコミュニティにとらわれず多くの方との接点を今まで以上に大切にして、新しいビジネスチャンスを掴んでいきます。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

タスクスケジューラから見る、「長所で飯を食う」という考え方

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

Windows OS には、タスクスケジューラと呼ばれる機能があります。

 

タスクスケジューラは、日常的なタスクを決めた時間・一定間隔で自動的に実行でき、コンピューターが得意分野を活用した機能の一つですね。

 

参考:

docs.microsoft.com

 

「コンピューターなど、機械が得意なことは機械にやらせなさい」。

と、経営の諸先輩方から教わったことがありますが、私たち人間も自分たちの得意分野を活かして仕事をすることで、成果が上がりやすいという考え方です。

 

なぜ、こんな話をしたかというと、先日会社員時代の取引先のエンジニアと偶然会い、当時の思い出話に花を咲かせつつ、タスクスケジューラの話題が上がりました。そして、この会話をした翌日に先輩の経営者から「長所で飯を食え」という話を聞いたため、今回はこの内容を書かせていただいてます。

 

実は起業準備し始めた当時も、先輩の経営者から同様の話を聞いたことがあります。しかし会社員感覚が抜けておらず、短所に目が向きがちで、どうやったら短所を伸ばせるか、改善できるかばかり考えていたため、うまくいかないことが多かったです。

 


さまざまな経験を積んでいるとき、ある経営者から「ハンカチの法則」という話を聞き考え方を変えました。
ハンカチの中心部をつまみあげると、ハンカチの端も一緒に上がる状況から、長所を伸ばすことに伴い短所も伸びてくるということだそうです。

 

短所を意識はしつつも長所を伸ばすことに注力する、この考え方に変えてから一気に仕事が進み、成果も上がりました。

 

「長所で飯を食う」。
まずは、自分の長所に気づき・把握し、その長所を伸ばして自身の成長につなげてみてはどうでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

システム手帳を使う理由。先輩経営者からの教え。

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

事業の立ち上げ準備時期、先輩経営者からスケジュール管理はシステム手帳を用いるのが良いと教わりました。
ITの営業だった私は、携帯電話やパソコンでの予定を管理していたため、システム手帳を使うことに対してすぐには腑に落ちませんでした。

 

今は、その理由も腑に落ち、私にとっては効果的な方法だったと感じますが、当時はシステム手帳を使うことに対してモヤモヤがありました。

 

では、なぜシステム手帳が良いのか。
情報が一元管理できる点、記載した情報の付け足し、アップデートができる点、手を動かすことでメモ・スケジューリングの癖がつく点です。
このシステム手帳を用いる点は、直接聞いたのではなく実際にやってみて体感や気付きがあったからです。この気付きや体感があったからこそ、なぜシステム手帳が良いか腑に落ちました。

 

一万円券の表に描かれ、多くの企業設立や経営に携わる実業家の渋沢 栄一は次の言葉を残しています。

 

真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい。

渋沢 栄一(1840-1931)


システム手帳を真似るだけしたら、途中で放棄し予定管理もずさんになっていたかもしれません。

「なぜやるのか」の考え方を学び実践することで、応用が利き仕事にも活きます。

 

4月に入り、街へ出ると新入社員の姿を見かけます。言われたこと、表面的なことをなぞる仕事をせず、その仕事の本質を理解・学ぶ努力をして、同期との差を広げてみてはどうでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

世の中の変化に対する経営判断の速さの大切さ

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

2019年は、国内で大きな変化が何度か訪れます。
元号改元、消費税増税労働基準法改正など「働き方改革関連法」の成立などを始め、我々の日常生活に変化を与える事柄が増えてきます。

 

そんな中、食料品、飲料、珈琲店のコーヒーまで値上げが行われています。この「値上げ」の話題は数年単位で実施されていますね。
気候変動、経済発展国の中国やインドなどの大量消費による需給バランスの変動による原材料費の高騰などが、値上げされる理由として挙げられます。

 

また、近年では物流費用や輸送コストの高騰により値上げが発生しています。
値上げの要因は、ネットショッピングの利用増加、セドリなど個人間のやり取りによる輸送量の増加ではないでしょうか。
そして、このように我々の生活水準が上がったとこで発生した輸送量の増加の背景には、物流業界の人材不足があります。

 

人手不足を解消するために、新たな雇用の創出、社員の賃金上げなどに追われる中での物流費の引き上げに至った企業が多く、物流費用が高騰しています。多くの雇用やその会社で働く社員を守りつつ、顧客が求めるニーズに応えている物流業界は、今が踏ん張りどころではないでしょうか。

 

時代の流れが早い現代では、意思決定の速さがとても重要になります。決断のスピードが、時に会社の繁栄・倒産へと導くきっかけになりえます。

 

では、どうやって最適な意思決定を素早くできるのでしょうか。
経営の先輩からは、常に日ごろからの決断のスピードを速めること、この積み重ねが「いざという時」の意思決定に役立つと教わりました。
起業準備をしているときから、この決断のスピードを意識してきたことで、法人設立後の「いざという時」に、最善の選択をすることができた経験があります。

 

このときの経験が、私自身、そしてチーム株式会社を大きく変化させるきっかけの一つになっているのだと思います。

 

日常生活で、意思決定をする回数は多いと思います。
みなさんも、普段の意思決定の速さを変え、人生での「いざという時」の決断に迫られるときに備えてみてはどうでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

新しい紙幣の概要と、新一万円券に描かれる偉人からの学び

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

元号が発表されて間もない先日9日、財務省は紙幣および硬貨の新たなデザインを発表しました。
新しい紙幣のデザイン概要は下記の通りのようですね。

 

・新一万円券
(表)渋沢栄一 (裏)東京駅(丸の内駅舎)

・新五千円券
(表)津田梅子 (裏)フジ(藤)

 

・新千円券
(表)北里柴三郎 (裏)富嶽三十六景

 

紙幣改札の概要は、偽造防止のためのようです。実は、20年ごとに紙幣の改札を行っており、今回はたまたま新元号の発表と重なったと、財務大臣の麻生氏は説明しています。


前回の改札時期が2004年、今から15年前ですね。
当時の私は、とにかく仕事に没頭していた記憶があります。ただ、その頃にある出会いを通じて、仕事と通じて人生にあり方や生き方を決めたことは鮮明に覚えています。

 

今回、新一万円券の表面に描かれる、日本資本主義の父と呼ばれ、東京証券取引所東京商工会議所などの設立に関わった渋沢栄一氏は次の言葉を残しています。

 

全て形式に流れると精神が乏しくなる。何でも日々新たにという心がけが大事である。

渋沢 栄一(1840-1931)


決意や覚悟は実は長く続きません。「3日坊主」という言葉があるように、「決意して上がったやる気は2日で元の状態に戻る性質がある」という研究結果があるようです。


もちろん、私もそれに当てはまるのですが、毎日のように目標を見返すなど、決意を改める工夫をしてきました。

 

新しい紙幣に描かれる方は、日本の歴史上で偉大な功績を残されている方が多いです。その方々もさまざまな工夫をされ、決意を新たにしてきたと思います。
「3日坊主」になりやすい方は、工夫を凝らし目標を達成してみてはどうでしょうか。

 

www.mof.go.jp

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

オンラインサロンから見る、新しいモノやサービスに対する消費者の反応

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

最近、オンラインサロンについて、会社員時代の友人と会話する機会が多いです。取引先や、営業先などの担当者や役員の方とは、以前からオンラインサロンについて会話する機会はありました。

今後のビジネスモデルなどの発展を担う可能性があると、感じています。

 

しかし、目に見えずクローズな側面があるオンラインサロンは、一般の方からするとイメージがしづらく、マイナスやネガティブな印象を持たれがちです。

そして、この現象はオンラインサロンに限らず、新しいモノやサービスが現れたとき、常に同様の事象が起こってきたのではないでしょうか。

 

例えば、「楽天市場」。

1兆円の収益を上げており、多くの方が利用しているネット上のショッピングモールで有名ですよね。

 

創業20年弱で、誰しもが利用するようなサービスに拡大しましたが、創業当初は多くの反発や向かい風があったようです。 「日本ではネットショッピングなど普及しない」「絶対に失敗する」「怪しい」など、さまざまな言葉をもらったそうです。

 

インターネットが発達し始めた当時に加え、実際にネット上の商品を購入するという経験がなくイメージができない私たちの中でも、マイナスやネガティブな印象を持った方もいるのではないでしょうか。

 

江戸時代末期の志士であり、海援隊を結成した坂本龍馬は次の言葉を残しています。

 

夢中で日を過ごしておれば、 いつかはわかる時が来る

坂本龍馬 (1836~1867)

 

しいモノやサービスなど、実体のないものに不安を感じる場合もあります。

しかし、どんなに不安があってもイメージだけの憶測で物事を考えず、正しい情報を得ること、知ろうとすることが大切だと感じます。

その繰り返しが、新しいモノやサービスへの確信につながるかもしれません。

 

目先の情報に流されず、事実と意見なのかをしっかり判別する目を養い、新しい価値観に触れてみてはいかがでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

長所を活かしあうチームで仕事をすることで得られる仕事の面白さ。

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

先月、映画の祭典である第91回目のアカデミー賞の授賞式が、アメリカのカリフォルニア州、ハリウッドで行われました。多くの作品がノミネートされる中、「グリーンブック」が作品賞を獲得しました。

 

gaga.ne.jp

 

また、作品賞のほかに助演男優賞脚本賞など計3部門の賞を受賞しています。年に一度の映画の祭典、とても盛り上がったのではないでしょうか。

 


作品賞を受賞した「グリーンブック」は、黒人のジャズピアニストとイタリア系の白人運転手の2人が、黒人などの人種差別が色濃く残るアメリカ南部でのジャズコンサートツアーを成功させようと、性格や出身、背景が異なる2人の人間模様を現わしたヒューマンストーリーです。

 

この2人を見ていると、以前に新規事業の立上げ時に仕事をした、私のビジネスパートナーを思い出します。ビジネスパートナーである彼の性格は、私の性格と反対でとても自由奔放な性格、私と話が噛み合わないことは日常茶飯事でした。

 

しかし、私と彼には新規事業を成功させるという共通の目的がありました。
普段の会話が噛み合わない性格でも、お互いの長所を生かしながら仕事をしてできあがる成果物は、同じ長所を持つ者同士で創るよりも幅が広く、厚みがあり、大きなものとなりました。

 

ドイツを代表する文豪のゲーテは次の言葉を残しています。


自分一人で
石を持ち上げる気がなかったら、
二人でも持ち上がらない。

 

ゲーテ(1749-1832)


チームで仕事をする際、個々の能力が最大限発揮するには共通の目的やゴールが必須となります。共通の目的やゴールがあることで長所が生かされ、大きなレバレッジが効き、大きな成果を創れます。

 

アカデミー賞の作品賞を受賞した「グリーンブック」も、ジャズピアニストと運転手の2人がいたから、成し遂げられたものかもしれません。そして、私と私のビジネスパートナーも同様なことが言えると思います。

 

合う合わないにとらわれ過ぎず、得たい結果からどんな人と仕事をするかを考えてみると、今の仕事がより面白くなるのではないでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

自分の可能性や実力を信じた者が成功する

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

先日、アカデミー賞の話題に触れた記事を書きました。


team-kabushikigaisya.hatenablog.com

 

世の中にはさまざまな作品の功績を称える賞があります。今回、「グリーンブック」という作品がアカデミー賞の作品賞にノミネートされましたが、その作品では人種差別が根強く残っている点が取り上げられています。

 

普段、人種差別のような歴史的な背景に触れることが少ないため、時代背景や実情などを知る良いきっかけとなりました。私はこのような些細なきっかけから、いろいろと調べて知識や見聞が広がることが多いです。

今回も、本作品に関連して調べていると、黒人の女性で初めてピュリッツァー賞を受賞した、アリス・ウォーカー氏を知りました。彼女は幼いころより人種差別や貧困などを経験しながらも、勉学に励み詩人や小説家として文学活動を行い、また公民権運動なども積極的に参加されたようです。そんな彼女の経験や独特の感性から表現され生み出される作品から、多くの詩集や小説が発表されました。そして、「カラーパープル」という作品で、ピュリッツァー賞を受賞しています。

 

歴史的背景や、生まれ育った環境や事情や状況など関係なく、堂々と事実などを伝える姿勢に多くの共感が得られているのではないでしょうか。また、その結果に辿り着くための努力は並大抵のものではないと思います。

 

詩集や小説などで、さまざまな表現をされている中で、アリス・ウォーカー氏は次の言葉を残しています。

 

多くの場合、諦めてしまう理由は、自分には何の力もないと思ってしまうことだ。

アリス・ウォーカー(1944-)

 


何かを諦めるとき、さまざまな理由を並べる場合があります。自分の実力不足や自信のなさなど、さまざまな「できない」理由が出てくることを私は見てきました。起業も同じように、最後まで粘り強く挑戦したものが最後に笑うということを感じます。

 

皆さんは今何かに挑戦していますか。実は自分自身には思いもよらない可能性があるにも関わらず、その可能性を引き出す前に諦めてしまうことが多いのではないでしょうか。自分の可能性や実力を信じて、最後まで挑戦してみるともっと世界が広がるかもしれません。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

人材育成や人材の鍵は外的要因ではなく、誰と仕事をするのか

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

気候が暖かくなり、春の兆しが見え始めています。2月も終わりに近づき、卒業シーズンの時期になりますね。さらに1カ月たてば、入学、そして新社会人が入社してきます。

 

 

少子高齢化と言われ数年が経過しましたが、日本の出生数は年々減少しており、2年連続で100万人を割ったとの報道もありました。※1

 

昨今、多くの企業や組織に求められていることが人材、そして人材育成です。一般的な採用活動では、求職者は職場に安心を求めるので「福利厚生」「給料」「安定」などのキーワードが多く盛り込まれています。そして充実した研修制度、OJTにより入社がゴールとなっているのではないでしょうか。

 

確かに福利厚生や研修制度は、人によっては魅力的で重要な要素だと思います。しかしながら、同時に離れていく要因ともなるでしょう。経営の先輩方に、「人が集まる理由は人が離れる理由」と教わりました。

 

現代では、企業の存続年数が年々減少し一昔前では「安定」と謳われていた業界、企業も経営難となることは珍しくなく、事業縮小や雇用解雇などが当たり前に行われる時代になっています。そんな現代では、誰と一緒に仕事をするのか、ビジネスパートナーなどが重要になってくるのではないでしょうか。

 

鋼鉄王とも称されたアメリカの実業家の、アンドリュー・カーネギーは次の言葉を残しています。

 

 

たとえ自分の会社が天災で全滅したとしても、周囲の人材さえ一緒に働いてくれれば、今まで以上に大きな会社を作ることができる

アンドリュー・カーネギー(1835-1919)

 

 

固い信頼がある仲間がいれば、どんな困難が訪れても突破できるでしょう。会社の創業メンバーには、古くからの友人であったり、また起業当時に出会った方など多くの方がいます。私には信頼できる仲間がたくさんいます。今の結果はこのような仲間のおかげであり、何よりもかけがえのない財産でもあります。

 

「給料」や「福利厚生」は求職者にとって、目がいきがちなポイントではあります。しかし、企業にとって本当に大切なものは人材や人材育成。固い信頼と必達する目標、同じ価値観を持つ仲間が企業にとって何よりも大切な財産なのです。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

 

※1 日本経済新聞 <https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31269800R00C18A6EA4000/>

長所を活かしあうチームで仕事をすることで得られる仕事の面白さ。

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

先月、映画の祭典である第91回目のアカデミー賞の授賞式が、アメリカのカリフォルニア州、ハリウッドで行われました。多くの作品がノミネートされる中、「グリーンブック」が作品賞を獲得しました。

gaga.ne.jp

 

また、作品賞のほかに助演男優賞脚本賞など計3部門の賞を受賞しています。年に一度の映画の祭典、とても盛り上がったのではないでしょうか。

 


作品賞を受賞した「グリーンブック」は、黒人のジャズピアニストとイタリア系の白人運転手の2人が、黒人などの人種差別が色濃く残るアメリカ南部でのジャズコンサートツアーを成功させようと、性格や出身、背景が異なる2人の人間模様を現わしたヒューマンストーリーです。

 

この2人を見ていると、以前に新規事業の立上げ時に仕事をした、私のビジネスパートナーを思い出します。ビジネスパートナーである彼の性格は、私の性格と反対でとても自由奔放な性格、私と話が噛み合わないことは日常茶飯事でした。

 

しかし、私と彼には新規事業を成功させるという共通の目的がありました。
普段の会話が噛み合わない性格でも、お互いの長所を生かしながら仕事をしてできあがる成果物は、同じ長所を持つ者同士で創るよりも幅が広く、厚みがあり、大きなものとなりました。

 

ドイツを代表する文豪のゲーテは次の言葉を残しています。

 

自分一人で
石を持ち上げる気がなかったら、
二人でも持ち上がらない。

 

ゲーテ(1749-1832)

 


チームで仕事をする際、個々の能力が最大限発揮するには共通の目的やゴールが必須となります。共通の目的やゴールがあることで長所が生かされ、大きなレバレッジが効き、大きな成果を創れます。

 

アカデミー賞の作品賞を受賞した「グリーンブック」も、ジャズピアニストと運転手の2人がいたから、成し遂げられたものかもしれません。そして、私と私のビジネスパートナーも同様なことが言えると思います。

 

合う合わないにとらわれ過ぎず、得たい結果からどんな人と仕事をするかを考えてみると、今の仕事がより面白くなるのではないでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

ビジネスと筋トレは同じ。日々の鍛錬を継続することで得られる基礎基本

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

春らしい装いを感じる日々が多いですね。
今年は、3月後半から4月前半の気温まで上昇しているようで、桜も例年より早い見ごろの時期となるのではないでしょうか。

 

こういった日々が続くと、どこか出かけたくなったり、体を鍛えたくなります。
寒い日と比べてオフィスの近くの川沿いでは、多くの人たちでにぎわっており、とりわけ家族連れやジョギングする方を多く見かけます。

 

アスリートはもちろん身体を鍛えている方は、日々の筋トレが大切です。
これは、ビジネスでも同様なことが言えるのではないでしょうか。
よく、「ビジネスと筋トレは同じだ」と、先輩の経営者から聞きます。

 

モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの数々の作品を残しつつも、哲学や天文学、物理学など幅広い分野にも精通していたルネサンス期の芸術家の、レオナルド・ダ・ヴィンチは次の言葉を残しています。

 

使わない鉄は錆びる。淀んだ水は腐り、寒さで凍結する。同様に、行動を起こさなければ、才能も朽ちていってしまう。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)


世の中で通じるような実力は、一朝一夕に身に付きません。
日々の鍛錬やトレーニングから自分自身を磨き上げ、基礎となる土台を築きあげます。
そして筋肉繊維がちぎれる程のトレーニングを行えば、さらに大きな筋肉となます。ビジネスにおける能力もそうです。自分が限界だと思っているその先にチャレンジすることで、自分自身の能力が大きく育っていきます。

 

事業を起ち上げる時、最初は地味な作業や行動の連続で、価値を見いだせずに足を止めてしまったときもありました。
しかしその時に、レオナルド・ダ・ヴィンチが残した言葉にあるように、行動しないことによって、自分の中で築き上げた土台が崩れる感覚がありました。

 

人間の意志は思っているほど強くはないです。
そういったとき、私は自分が行動したくなるような仕組みを創り行動を継続してきました。日々の鍛錬を継続できる仕組みを創り、継続的に行動や足を動かしてみてはいかがでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史

成功者から学ぶ。考え方や思考の違いで得られる結果が異なる

チーム株式会社 太田 泰史です。

 

先輩の経営者から、物事の捉え方や取り組む際の姿勢や前提により、得られる結果が違ってくることを学びました。
物事の捉え方や取り組む姿勢、前提がポジティブであったりプラスな場合は、なにが起きてもプラスに捉えます。そのような人は物事はの進み方もプラスになるものです。一方、物事の捉え方や取り組む姿勢、前提がネガティブやマイナスの場合は、なにが起きてもネガティブに捉えます。そのような人は物事の進み方もネガティブに失敗が多くなる経験をされたこともあるのではないでしょうか。

 

人間はもともとネガティブな思考をする生き物です。
この考え方は、人類が原始時代から生き抜くために必要な思考であると考えられています。

 

しかし、わざわざ自らネガティブな思考に寄せる必要はありません。
物事をよくしたいのであれば、まずは自分自身を変えること、そして成功している人を真似ることが、現状を良くするための近道であり第一歩なのです。

 

経営学の父と呼ばれた、オーストリア出身の経営思想家のピーター・ドラッカーは次の言葉を残しています。


失敗者が何をして失敗したかよりも、成功者が何をして成功したのか学びなさい。

 

ピーター・ドラッカー(1909-2005)


「失敗のイメージや、ネガティブ、マイナスな思考ではなく、未来へ期待できるようなポジティブさ、プラスな思考の考え方をしなさい」と、先輩の経営者に教わったことがあります。

 

思考がプラスに働いている時だからこそ、成功や未来へ期待できるようなイメージを描くことができ、普段発見できないようなことを見つけられます。

 

考え方や捉え方、前提、そして思考を事業で結果を出されている方、先輩方から学んできました。学べる方が身近にいた点、その方が成功されている点から、このような方と接点があったからこそ、今の事業規模につながったと感じます。

 

インターネットの発達により、学べる方や成功している方との距離が縮まっています。インターネットを介して成功している方から学ぶことが可能なオンラインサロンなども有効な手段の1つです。

 

まずは学ぶ人を決め次にその方へアプローチし、自らの行動へと落とし込む。欲しい結果に対して挑戦し続ける人生にしてみてはいかがでしょうか。

 

チーム株式会社 代表取締役社長 太田泰史